2003年 アジア・ツアー
韓国公演レポート

みなさん、アンニョンハセヨ!すがぽんです。ついに来ました韓国出発の日。世田谷パブリックの『急降下』の稽古をしていた時はまだまだ先だと思っていたのに、月日の経つのは早いものですね。そして、韓国から久々『見えない男』が出来るのです。この作品は、水と油を世に出すきっかけとなった、僕らにとって、ものすごく思い入れの大きい作品です。この作品をすると、アヴィニヨンでの日々がフィードバックされて、すごくうれしい、ウキウキした気分になるんです。ディズニーのピーターパンの妖精の粉を今ふりかけられたら、あっという間に天高く飛んでしまいそうです。そんな作品をもって、初のアジアでの公演。おのずと力が入ります。今回も成田の「銀座ライオン」でみんなエネルギーを補充して、いざ出発。

友人の薦めで、大韓航空の韓国行きにしかないという機内販売のコチュジャンを注文しようとした所、ハングルの全く分からない水ちゃん油ちゃんは大苦戦。ローマ字で書いてある言葉なら何とか近い発音から探ることが出来るのですが、ハングルは発音することすらできません。恐るべし。こうなると、手も足も出ません。ダルマ状態でついにスチュワーデスさん呼び出しボタンを押しました。すると、すぐさま笑顔でスチュワーデスさんが来てくれ、日本人かと思い日本語で頼み方を聞くと、苦笑い。結局お互い身振り手振りで分かり合い「うん。ここは外国なんだ」と改めて知らされるとともに無事コチュジャンを注文できました。

韓国に着くと、若い女性2人が通訳&世話役としてついてくれました。今までのフェスティバルでは、通訳はこちらで手配しなければならなかったので、かなり良い待遇です。彼女たちは日本語と韓国語を使い分け、あっという間にタクシーとバスを手配してくれました。バス組になった、私すがぽんは、おなじみ音響の伊東さんと隣に座り、一つ席をあけて、照明の阿部さん、藤田さん。そして、つじっちょ、通訳のイナさんが乗りました。しばらくすると、メキシコ系か中東系と思われるかっこいい男性と韓国の女性が隣に乗ってきました。女性が親しげに阿部さんと話しているので、旅はいいもんだな、人情人情などと思いつつも伊東さんと一言も話さない彼について「メキシコ人ですかね?どこの人なんですかね?キザですね」などと話していると、突然流暢な日本語で話し出しピン面です。
何もなかったかのような顔でその場をやり過ごし、ホテルへ。

ホテルに着くと、タクシー組少しいらだった様子。どうしたかと聞くと、大家さんが食事に行っているとのこと。やっぱりここは外国なのね。ほどなくして、大家さんが帰宅。無事に入ることができました。さすが、韓国。インターネット使い放題。キッチンもあり、かなりいい感じ。これは韓国公演期待が持てますぞ!!その後歩いて、食事&劇場見学。町並みは日本の地方都市なのですが、またもやハングル。何屋さんなのか全く分かりません。通訳の2人も若干迷いながらレストランへ。

今日はタッカルビという鉄鍋で辛い野菜と鶏肉の炒め物のようなものを食べて終始ご満悦。メッコールも飲みましたよ。通訳のミリョンさんが店から飛び出し、自腹で買ってきてくれました。ミリョンさん本当にありがとう。劇場はホテルからかなり歩いたところにあり、絶対にはぐれたら行けない距離です。中は、思ったより広く、やる気満々で明日を迎えられます。その後打ち合わせと称して、星の王子様のバーに行き、ポワンとした気分で帰宅。明日もがんばるぞ!


辛い物は恐ろしいです。普段から胃腸は弱いのですが、今回は最悪です。せっかく薬屋で強烈整腸剤を購入したのに…。あっ、おのでらんです。お元気ですか?早々の登板に喜んだのもつかの間、ちょっと体調が悪いので、途中でつじつまが合わなくなるかもしれないことをお伝えして先に進みます。

さて今日は2日目、いつも通りの仕込みの日です。今回も素敵なスタッフが同行なので全く心配はないのですが、なにしろ水と油初上陸の韓国です。何が起きるか分かりません。気を引き締めて参りましょう。朝から辻っちょ作の「スペシャル朝食」(今回の宿はまたもや自炊ができるのです!)を食べて、ご機嫌に出発です。

しかし、韓国の街は不思議ですよ。歩いている人や町並みは、ほぼ東京と変わりがない様に見えるのに、書かれてある字が全く読めません!ちょっと異空間に入ってしまったような感じです。こういう体験は初めてなので、わくわくしっぱなしです。珍しくビデオなど持ち出して、撮って歩いています。あっ、そうです!今回からビデオを撮ることに決めました。あきっぽい性格なので、途中で止めてしまうかもしれませんが、できる限り撮っておこうと…。特に今年は、いろいろなところにツアーで回ることになっているので、まとめて撮っておこうと勝手に思っています。皆さんには、お見せする機会はないかもしれませんが、「じゅんじゅんバージョン」「ももこんバージョン」「すがぽんバージョン」と撮りわけていますので、こうご期待です。

15分位歩くと、劇場が見えてきました。今回の劇場は、席数150の綺麗な劇場です。舞台面はそんなに大きくはないのですが、「見えない男」をやるには、丁度よいといったところでしょうか。客席からも見やすそうなので、気合いを入れて、絶対に勝ちにいきたいところです。それにしても韓国のお客さんはどういう反応をするんですかねぇ?今までは、日本人ということで、珍しがられていたのですが、韓国では、特にそういうことはないはず。同じアジア勢に水と油は通用するのか!期待は高まるばかりです。

 

 

そうこうしている間に一通り今日の仕込みも終了のようです。ちょっと手間取ったものの無事終了!皆、お楽しみの「夕食」の時間がやって参りました。今日のメニューは「焼き肉」。一同、勇んで向かってみると待っていたのは、「プルコギ」という鍋でした。「焼き肉って焼くんじゃないの?」という声が飛び交う中、食べてみるとこれが、恐ろしくうまい!!ご存じの方もいるとは思いますが、日本でいう「すき焼き」の様な感じです。当然のごとく、「うまい!」「うまい!」の大合唱です。しかし、冒頭でも言ったように私、おなかが…。でも食べちゃいました。明日の朝が心配ですが仕方ありません。

ホテルに帰って胃腸薬をを飲んでいると、つじっちょの友人の韓国の方が遊びに来ました。彼は、日本語はあまり分からないようで、英語で話しています。どちらかというと英語が堪能ではない一同に緊張感が走ります。しかし、良い方でしたよ。気さくに話してくれるので、とても楽しい時間でした。そしてなんと、彼の案内でこのツアー中に韓国の野球を見に行けることになりそう!水と油とは全然関係ないですが、野球好きの私としては、よだれがでるほど嬉しいです。さぁ明日はいよいよ大道が始まります。頑張らねば!


こんにちは。ももこんです。今朝は初めてタクシーで劇場まで行きました。いつもは歩いて30分かけていきますがタクシーに乗ったところ10分で着きました。それが2000ウォン(約200円)!いつも私達を劇場まで連れて行ってくれるイナさんはなぜか毎日違う道を通って歩いていくので、ただでさえ遠い道を全然覚えられないのですが一安心です。

今日は13:30から4時間が私達の時間です。私達の劇場はなぜか黒幕がなくて、黒布を買ってきてもらいみんなで天井から吊るします。しかし私達以外の2団体は幕の必要がないので私達は上演が終わると撤去しなくてはいけません。同じ劇場をいろいろな団体で時間ごとに区切って使う形式を何回か経験していますが、今回が一番の作業になりそうです。しかも次の団体が楽屋の半分を占める量の道具を持ち込んでいるのです。どうなるのでしょうか。

本当は今日大道をやる予定だったのですが朝から大雨だったので断念。明日晴れることを期待して今日は自由時間です。メンバーと辻っちょの5人で日本から参加の青年団のゲネプロを観せてもらいに行きました。台詞を普通にしゃべらないことによりむしろリアリティーを感じたのは発見でした。とてもおもしろかったです。

本当に久々のツアーレポートとても時間がかかってます。午前1時を過ぎていますがまだみんな起きてくれています。ではでは。


こんにちは。じゅんじゅんです。初日のリポート書きます。

劇場に入ったのは10時。6階にあるスタジオでリハーサル。やはり一番の問題は劇場が狭いっちゅうことやね。最近は「見えない男」を大きな劇場でやることが多かったのでおのずと自分らでも大きく動いていたんだなあと実感。スペース的にはセッションと変わらないような気もするけど、昨日やってみて「狭!」と感じました。スタジオで一度通しをしてから地下の劇場に。その前にご飯を食べたな。しかし韓国って味覚近いよ、日本と。基本的にはご飯だし。後、ボキは辛いもん平気なんで、これまたいけるのよ!そんでおいしいね。あとさあ、話は飛びますがスタッフの人たちがこれまた親切で泣けます。僕らについてくれているイナちゃんを初めとして、ディレクターのイーさんやミリョンさんなどのスタッフがみんな親切。仕事としてもあるんだろうけど、全般的に親身になってくれるというか。これはお国柄もあるのかなと思いました。僕の中では早速第二の故郷に決定。がんばって韓国語を覚えるニダ!

だいぶ飛びました。そんで劇場に入ると記者が数人来ていてインタビューをしたいとのこと。あわただしい中合同でインタビューをしました。2時から軽くリハーサル。かなりどたばたしつつも何とか準備を整え楽屋でメイク。といっても僕チンは髪をセットするだけなんだけど。しかしこの劇場は楽屋が汚い!場末のライブハウスです(そんなもんあるのか知らんが)。そんな中に3団体がひしめき合っています。藤田さんは楽屋のトイレのあまりの汚さに切れて自分で掃除を敢行!ひとつ徳があがっていました。舞台で準備をして開場です。お客来るのかなあ?だって4時だよ、開演。今日は水曜日です!いったい誰が来んの?待ってるとしばらくしてどたどたと音が。いや〜来たよ来た。いったいどっから来たんだろ?全部で4〜50人くらいかなあ?平日の4時なんて日本だったら張り倒されます。そんななか良く来てくれたのお。水ちゃん油ちゃん初のアジア公演の幕は切って落とされました。割とおとなしめで探っているのかなと思ったんですが、少ないながらも笑いどころでは受けているようで、安心。いくつかの細かいミスはあったものの何とか終了。無事にカーテンコールまでたどり着きました。ほっとする間もなく、今日はここからがハードスケジュールでした。次の人たちの公演が一時間後なので急いで舞台をかたづけます。そんで6時半から近くの会場で宣伝の大道をすることに。びしょびしょになった衣装を一回脱いで道具をかたづけてから、また着ます。スゴク気持ち悪いです。6時には会場に来てくれとのことだったので、急いで移動。全く芸能人みたいです。いやそんなにいいもんじゃなかったぞ!かたづけも用意も全部自分らでやってるんだもん、、、。
大道用の舞台は公園に設置されていました。照明や音響もありばっちりです。つじっちょから「今日は2回いけます」とのことだったので、ネタを調整しつつ、突入。あっという間に集まる韓国オーディエンス。始まったとたん超ノリの良いことが判明!ドッカンドッカン来ます。こんなの始まって以来なんじゃねえの?すぐにこっちも盛り上がって行きます。終わったときは、すげー拍手!ワールドカップのときにも思ったが、これがキムチパワーかと思ったね。底力が違う、と思いました。

しかし、韓国ではすがちゃん人気大爆発!なんか女性陣スタッフが言ってたけど韓国でモテる顔なんだって。それが爆発。大道が終わると写真を一緒にとってくれという女の子がちらほら。こっちにはぜんぜん来ません!怒る俺と小野寺君。最近このパターン多し!ニヤニヤしつつ「すいません!お先です!」と勝利の雄たけびを上げるガースー。「ま、高橋さんもいろいろ聞きたいことがあったら聞いてくださいよ!」とすでにモテの余韻でほほが赤く染まっています。ぢぐぞう!ぐやじいよう!
いやしかし、とりあえず初日終了。あしたからもがんばります。以上これまで。


みなさんこんばんは。言葉が全くわからないのでもっと勉強してくればよかったと反省しているすがぽんの韓国レポートです。

いや〜しかし、韓国はとても良いところですね。僕は辛い物があまり得意ではないのですが、韓国の辛さはすごくまろやかでとがってないのでとてもおいしくてじゃんじゃんお腹に入ります。何となく太って帰りそうな予感です。それから、大道の反応も辛いのが好きな国の性か、ラテン系というのかめちゃくちゃびびっとな反応で演者を育ててくれる感じ。大道が終わると露天商の人たちが口々に「一番!」とか、「ベスト!」などと声をかけてくれます。そういう声や笑い声で僕なんかは疲れがふっとんでしまいます。本当にありがたいです。
で、二日目です。今日は少し遅めの朝でした。午前11時から稽古場で軽く調整のあとご飯を食べてセッティング。今日は何人のお客さんが来てくれるのかとても心配です。なんとかゼロは避けたいところ。そう「見えない男」は客入れ中舞台上でスタンバイするので、お客さんの入り状況がもろにわかってしまうのです。どきどきしながらお客さんを待ちます。今日は昨日と違い開場後まもなく数人のお客さんが入ってきました。「良かったゼロではないぞ!」と一安心。その後も着実にお客さんが入り今日は30人越えで無事開演。途中僕の演技中舞台道具が壊れてしまうというアクシデントもありましたが、何とか無事終演することができました。

今日も大道で公演の宣伝活動ができるということで、いざ野外ステージのある公園へ。昨日と少しお客さんの感じが違い、リアクションは若干少なめ。でも、ネタを終えチラシを配りに行くとまた『ユアーベスト!』などと声をかけてくれました。力強い声援本当にありがたいです。疲れが癒えていくのはなんでなんでしょうか?芸人さんの摩訶不思議です。
大道を終え今日はソウルの中枢にあるミョンドンに焼肉を食べに行くことに。適当に歩いてなんとなく店に入りました。そこで食べたのはカルビのプルコギ(甘めの汁で煮るどちらかというと、すき焼きか牛丼といったところ)・蛸とモツのチゲ・海鮮チゲどれもこれもおいしかったのですが、そこのおばちゃんがなかなかの曲者で、みんなの注文や質問には日本語できちっと答えているのに僕の質問にだけ聞こえないふりをしているのかはたまた僕が存在していないのか、水と油を知っていて存在の不確かさを体現してくれているようなおもてなし。でも味はさすが本場韓国、全部の鍋にお米を入れて汁一滴まで残さず平らげてしまいました。チエイルマシッソヨ!韓国!

そして、その後女子三人組み(藤田さん、つじっちょ、阿部さん)がエステに行くと言うので、折角だからと僕と宇佐美さんも同行することに。女子三人組みは張り切ってかなりのオプションをつけている様子。僕ら男チームは基本コースでということですが、メニュー表に足マッサージと書いてあるではないですか。韓国の足マッサージと言えばテレビでタレントさんたちが軒並み悲鳴を上げながら撃沈されているのを思い出し、ここはぜひとも思いっきり叫んでやりましょうとばかりにオプション追加!と思ったら受け付けのお兄さんなにやら歯切れの悪い感じ、今込んでいるから無理的な断り方。無理と言われたら益々やりたくなるのが人の常。無理無理御願いしたんですが駄目でした。で、あきらめてサウナに入っていると今空きましたから出来ますと手のひら返し。それじゃ〜ってんで、足マッサージへ。足マッサージは別室で、そこには若い女性が待っていました。ん?一瞬怯む宇佐美さんと僕。早速ベットに寝かされ、顔にはタオルで目隠しです。うぉ〜!何されるんだ〜!と緊張して待つと、めちゃくちゃソフティーなマッサージ。かなり叫ぶ気満々だった僕はかなりがっくり…。その後、風呂場に入って僕にとって初体験であるあかすりをしてもらったのですが、本場のあかすりはすごいですね。完全にものか家畜扱い。キャンプで焼きそばを作る際、鉄板に油をかけますよね。そんな感じでチュ〜ッとかけられ後はされるがまま、完全脱力状態。あかすり初体験だった僕にはかなり刺激的な体験でした。おまけにいろいろな人に聞いていた話だと野球の球一個分出たとか、最低でもピンポンだまくらいはあかがでると聞いていたので『俺はどのくらいでるんだ〜。』と楽しみにしていたら、あかすりのおいちゃんが『お客さん、全然垢が出ない、ベリーベリークリーンね。』と言われてしまいました。日ごろあれだけ汗かいてるからでしょうかね?なんだか損した気分。やったからには山盛りを期待していたのに…。で、お風呂に向かうとお風呂の栓が抜かれているじゃあ〜りませんか?『おやっ?』と思いあかすりのおいちゃんに聞くとこの店は女子は24時間だけど男子は24時までだそうで正当なサービスを受けるには時間が遅すぎたみたいです。仕方だないので浴槽から流れていくお湯にすがるように浸かり徐々になくなるお湯に儚さを感じ、そして浮力からの開放とともにやってくる重力に身を任せ海岸に打ち寄せたれた鯨のように力なく横たわる2人。歯を食いしばって受付に戻ると当たり前ですがまだ女性チームは出ていません。受付で『女性チームはいつごろ出てきますか?』と言う問いにあっさり『そうですね。後2時間半以上かかります。』とのお答え。さすがに垢はでないは風呂には入れないはで、ここで3時間くらい待つのは『まずいぞ!』と思い置手紙をして先に帰る事に。帰りの車の中宇佐美さんとの共通意見は、『男にエステは必要ない!』でした。

明日も本番なのにほほほでした。気分を新たに明日も韓国のお客さんを楽しませるぞ!zzzz……。


皆さん、聞いてください!!僕すがぽんは今とても幸せです。

なぜこんなに興奮しているかと言いますと。生まれて初めて公演中に誕生日になり、公演終了後にボランティアスタッフのイナさんやミイリョンさん達が計画して僕だけに内緒で、(水と油メンバー・スタッフは知っていたそうです。)誕生日を祝ってくれたんです。カーテンコールが『 今日は多めの3回か〜。』と思って出て行ったのですが、挨拶が終わってもみんな袖に帰る様子がありません。『あれ?なんか変だなぁ。』と思いながら一人で先に袖に帰ると、舞台監督の宇佐美さんが『出て!』とまた背中を押して僕はまた素の状態で舞台に放り出されてしまいました。『ん?何かあったのかな?事故かな?』と思って呆然としていると、 イナさんが舞台上にケーキを持ち込んでくれお客さんも巻き込んで♪ハッピーバースデーを歌ってお祝いしてくれたんです。僕すがぽんは、こんなに幸せ者でいいのでしょうか?僕は感動とかそういった感情的なものは、遅れて後からどっと押し寄せて来てそれをぐっと噛み締めるタイプなので、書いている今かなり興奮しています。この幸せをこれからも、笑いという形で多くの皆さんに返していきたいと心から思っています。それから、世界のどこかで僕の誕生日を祝ってくれた皆さん本当にありがとうございました。

はい、ここで選手交代、久々登場つじっちょです。すがぽんはさぞかし幸せな誕生日を過ごせたようで、何より何より。サプライズはとりあえず大成功!!

さて、今日は公演終了後に朴さんが「大学路」というエリアにある素敵なレストランにご招待してくれました。この朴さんは、以前私の家にホームステイしに来ていた人なんです。そこで、日本で言う「豚トロ」や「サンパブ」(これは水と油料理長、須賀先生の得意料理でもありますが、ちょっと須賀先生のとは違ってました。須賀流サンパブの作り方は、コラムを見てくださいね)。その他何という食べ物だかは忘れてしまいましたが、とにかく一同ご満悦。夕食後は、大学路の街をしばらく散策し、その後、ソウルの古くからの街「仁寺洞」というところに行きました。時間は9時を過ぎていたのでほとんどのお店は閉まってましたが、そこで、新し物好きの私は新たなスイーツを発見いたしました。これまた名前を忘れてしまったのですが、蜂蜜のかたまりを手打ちラーメンを作る要領で、あっという間に16000本の糸状にして、それをアーモンドキャンディーみたいなものに巻きつけます。お店の人は流暢な日本語で「これからマジック始まります」何てこと言って最初は「ホントかな」と怪しんでいたのですが。最終的には実践販売の罠にまんまとかかった私は気づいたときには「1個ちょうだい!」と言ってました。またこれが、今までに食べたことのない食感でまだ日本では未開発のアジアンスイーツを一足お先に堪能しちゃいました。でお次は何とバッティングセンターへ。朴さんは大の野球好き。「誰か行きたい?」なんて聞いてたけど、実は本人が一番張り切ってました。ここでは、おのでらん・すがぽん・朴さんが参戦。勝敗の結果は、韓国チームの勝ちぃ〜。元野球少年のおのでらん、ちょっと悔しそう。もう一戦したそうな顔をしてましたが、実は今日はこの後にフェスティバルのパーティーがあるので、そろそろ帰らなければならない時間に・・・。
ということで、朴さんとはここでお別れし、フェスティバルのパーティーが行われる会場へ移動。行くとすでにパーティーは始まってました。パーティーというよりは飲み会に近い感じで、参加している団体が各テーブルでがぶがぶお酒を飲んでおります。韓国の方って結構お酒飲むんですよぉ。全くお酒が駄目な私は、コーラで乾杯。フェスティバルのスタッフ達と楽しく語りました。ここのフェスティバルのスタッフはボランティアがほとんどなのですが、みんなとっても良く働いてくれます。そして、何よりもいい事は、みんな仕事を楽しんでいることです。本当に彼らには感謝です。ということで、残すところあと2回。こちらも楽しんで、そしてお客さんに楽しんでもらえる事を願って、今日は寝ることにします。今はもう3時です。せっかく昨日はエステできれいになったのにこれじゃ、台無しです。
では、ホントにお休みなさい。


昨日は、待望の野球観戦に言ってきました。実は声がかれているのです。元野球少年としては、球場に行ってしまっては、声を出さないわけには行きません。大騒ぎです。そして、改めてセリフなしの表現を選んで良かったなぁと思う今日この頃です。あっ、またまたおのでらんです。2度目の登板、よろしくお願いします。


韓国での公演も最終日です。なんだかんだ言っても5公演というのは楽しいですな!どんどんと場所に慣れていくので、作品の質が上がっていっているのがわかります。あとは、お客さんがたくさん来てくれることを祈るばかりです。日に日に数は増えているもののまだ満員とはいきません。今日こそは満員御礼といきたいところ!今日あたり、よく言われる「舞台の神様」が降ってくる様な気がします。韓国のスタッフ、イナさんも、「大丈夫!最終日は満員です。」と太鼓判を押してくれたのですが、どうなるでしょう?それにしてもここまで支えてくれた頼もしい韓国スタッフには感謝が尽きません。あらためまして、ここでちょっと、ご紹介です。

イナさん・・・この人まだ20歳だというのにものすごくしっかりしています。日本語も堪能で(独学らしい)日本のTV事情に詳しいのはびっくり!ももこん曰く「菊川令」似の美人!ただ、初日に遅刻したことは忘れません!
ミリョンさん・・・フェスティバルの正式なスタッフで、こちらもかなりのしっかり者。つじっちょが「似てる!」と言われて歓喜するぐらいの美人。じゅんじゅんが言ってましたけど、「方向音痴」らしいです。残念ながら・・・。
ヒーちゃん・・・驚き!こんなに面白い素材が韓国にいたのか!僕的には一番のお気に入り。とにかくテンポがよろしい。何度もつぼにはまってしまいました。いきなり、じゅんじゅんをみて「タモリに似ている。」ですよ。どうですか、これ?。
ハンさん・・・実際は他の団体の担当なのですが、水と油も面倒を見てくれました。袖幕ありがとうございました。内緒ですけど、ジャニーズの二宮君のファンだと言うことで・・・。頑張ってくださいね。この方たちのおかげでここまで気持ちよく公演をさせてもらいました。最終公演を大入りにして何とか恩返しをせねば。

さぁ、いよいよ本番です。舞台の上でソファに座り、お客さんを待ちます。おやっ!昨日よりも賑やかです。舞台上で本を読んでいるのではっきりとはわかりませんがかなりの数です。これは、もしかすると・・・。そのときはもちろん確認できなかったのですが、なんと、なんと満員です。反応も韓国公演中一番の盛り上がり。いや、「見えない男」史上一番といっても過言ではないくらい好反応。こういうときは、時間があっという間に過ぎちゃうんですよ。少しでも長く舞台にたっていたいのに・・・。少し残念な気持ちとともにカーテンコールを迎えます。本当に感謝!韓国ありがとう。すがぽんも書いていましたけど、 「水と油」、育てていただきました。これからも頑張っちゃおうと固く決意しました。


気持ち良く、撤収をして打ち上げです。3週間にわたるフェスティバルの最後ということもあって、全てのスタッフが集まりもう大騒ぎです。若いボランティアのスタッフで運営しているので、学祭の打ち上げですよ。改めておじさんになった自分を見つめなおしてしまいました。若いってすごいのね。ほんとに・・・。突然、水と油が呼ばれセンターのスペースに・・・。なんと水と油の物まね?をする人々が登場して・・・。何がなんだかわからない状態はカオスです。ってなんだかこちらも壊れてきました。そんな中でもすがぽん人気は衰え知らず。「初恋の人と似ている!」などといわれ困った顔をしています。あっ!焼肉食べていない!韓国といえば焼肉ですよ。明日は早朝出発なので、今食べないと・・・。ミリョンさん、深夜1時ですけど大丈夫ですか?えっ、大丈夫。では、これから「深夜の肉祭り」に行ってきま−す。最後に色々と支えてくれた全ての方に本当に感謝、感謝。