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部活 byすがぽん 

05年『不時着』再演ツアーの時の話。
まずは説明から、劇場に入ってからスケジュールや舞台進行などを現場で仕切って頂く人を舞台監督、通称「舞監」(ぶかん)といいます。(かなり簡単に説明しているのでちょっと語弊があるかもしれないのですが、とにかく舞台をする上で無くてはならない方です。)今回はその舞監さんにまつわるお話です。

僕はもともとお酒が強くないので基本的にはお酒をあまり飲みません。ただ珍しいものやご当地ものは別で、地方公演の時などは地酒なるものをよく飲みます。そんな中、最近はまっているのがウイスキーを飲むこと。そのきっかけを作ったのがフジテレビではなく、舞台監督の宇野さんでした。

その宇野さん(以後部長と呼びます。)打ち上げの席ではあまりお酒は飲まず、後で必ずと言っていいほど「ショットバーに行って来る。」といって暗闇に消えていくのでした。そんな正直爺さんの光景を見ていた悪い爺さんこと私すがぽんはある日、同行してみることに・・・。すると大判小判はザックザクとはいかないものの、無数のお酒のビンが所狭しと壁に並んでいて僕が今まで行ったことのない「大人の空間」がそこにはありました。そこでさらっと注文をする部長。眩し過ぎます。そこでひるんではいけないと必死に注文をする僕。「あの、飲みやすいやつを一つ。」それを受けて店員さんは次々に呪文のような言葉を僕に投げかけてきます。まずい・・・。そんな時の対処法は一つ、【すべて、はい。】やはりこういう時一番きくな〜。と改めてその効き目に感心しつつ、ふと横を見ると、うっとりしながら指で大き目の氷をかき回す部長。わぉ!もうすでにお酒と雰囲気に気持ちよくなっているご様子。負けてられんとばかりに店員さんが持ってきてくれたウイスキーロックを一口「ぐびり。」わちゃ〜、舌がしびれます。それを見て部長が一言「氷を溶かして濃さを調節するといいよ。」流石なんてやさしいしどうなんだ〜。確かに自分の飲めるところまで薄めると、今まで気づかなかった香りが口いっぱいに広がるじゃないですか〜。これはまさに「ウイスキーの大革命や〜。」と気づくと一瞬彦麻呂さんになっていました。

それ以来味を占めた僕らは、公演の後ウイスキーを飲む会、その名も【宇野部】を作り、宇野部長そして数人の部員たちと共に夜な夜な部活をしているのでした。

最近では自宅で自主トレとしてウイスキーの炭酸極薄割りを楽しんだりもしています。皆さんもぜひ楽しんで見てはいかがですか?




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2005/09/10